千正博一先生 個展

 2008/5/27~6/6

ギャラリー山口(京橋3-5-3)

千正博一氏の個展。
NO WARを常に訴えておられる
先生の渾身の個展。

見終わって心に残っている気持ちは『切なさ』

血だらけの作品群の中に座っておられた会長は
映画『ビルマの竪琴』で中井貴一演じる、僧になる決心をした日本兵の姿と重なって見えました。

千正博一氏


1階は赤、狂気。地下は黒、静寂、虚無。
(私の感じたものです)


千正博一先生 個展


遊園地などの忍者屋敷に入ると
床が斜めになっていたり 壁がずれていたりして
外に出たとたん 平衡感覚がなくなって
ひっくり返りそうになりますが
画廊から出たあと 
平和と言っていいのかわかりませんが
ともかく無事な日常(街)に放り出されたら
画廊の中で神経が変になっていたのを自覚し
平衡感覚がなくなりました。

そして、次に襲ってきた気持ち。
外に出たのに「安心感」ではなく 「不安」

画廊のあの作品の中にいたほうが 安堵感があった、と気付きました。

心に残る個展でした。




氏は 大きく優しい人です。

情熱をみんなに分けてくださる。



私が初めて氏に講評を頂いた作品は 油絵でした。
「おどおどしながら表現してるのが 気に喰わない」と。

ΣΣ┗(||`□´||;;)┛ガーン!

今のスタイルになりたてのころは
「いいねぇ、ノってるね」だけ。

しかし最近はも~(笑)
中味のなさを指摘されてしまう。

こうなったら私は先に自画自賛しなくては!!
と 講評時にアレコレ拙い言葉を並べるが
木っ端微塵に砕いてくださるので 毎回次へのパワーが湧いてくるのです。たぶん氏の言葉には愛があるんですね。


損保ジャパン奨励賞受賞時 コメント文を3日も徹夜で書いてくださいました。
「もう3日も寝れないで考えてるけど ほっんと なーんにも伝わって来ない!!」 とゲッソリされており・・・(笑)
こんなことでは いけない・・・ と
私は自分の作品のメッセージ性のなさを強く反省するようになりました。

そして書いてくださったコメントを読み、驚きました。
氏はライターではなく絵描きであるのに
作品FORO ROMANOを
文章にしてくださった内容の見事さに 大変感激しました。






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